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健診で高血糖を指摘された方、治療を中断された方、お気軽にご相談ください
約20年にわたり、杏林大学医学部付属病院内分泌・糖尿病・代謝内科(第三内科)で、診療・研究を続けていました。中でも、糖尿病、高コレステロール血症などの脂質異常症を専門とし、外来では、特に糖尿病の患者さんを診療していました。
例えば、健診で高血糖を指摘された方でも、症状が安定している間は、日常生活に支障がないため、そのままにしがちです。しかしながら、高血糖を放置していると、糖尿病に進行したり、狭心症や脳梗塞などの重篤な病気を引き起こすリスクが高まります。高血糖が気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください。
血液検査、尿検査などを行い糖尿病の有無を見極めます
糖尿病は、早めの治療が非常に重要です。糖尿病を放置すると、糖尿病網膜症による失明、腎臓障害による尿毒症、狭心症や脳梗塞など重篤な病気を引き起こすリスクが高まります。当院では、糖尿病の疑いのある方への検査として、空腹時の血糖値、HbA1c(ヘモグロビン・エー・ワン・シー)、尿の検査、脂質、腎臓、肝臓、血液の検査を実施しています。急な体重の減少、口の渇き、尿の増加、疲れやすいといった症状がある方は、ぜひ一度、検査をご検討ください。
糖尿病には1型と2型があり、治療方法もそれぞれ異なります
糖尿病には、インスリンを作っているすい臓が壊れてしまう1型、インスリンの量が少なくなり働きが悪くなる2型の2種類があります。1型の場合は、専門の医療機関へご紹介することになりますが、2型の場合、まずは患者さんの症状、生活状況に合わせて、食事や運動などの生活指導をしっかり行います。その上で、なかなか血糖値が下がらない場合には、内服薬の投与、必要に応じてインスリン療法も行います。
インスリン療法においては、まずは専門の医療機関で指示を受けていただいた上で、インスリンの調剤、量などを調整し、自己注射の打ち方についても打ち間違いなどのないよう、丁寧に指導しています。「インスリン療法は、始めたらやめられないのでは」と心配される患者さんもおられますが、しっかりとした治療を行うことで、離脱は可能です。当院では、初期の段階でうまくコントロールできれば、自己注射を中断しています。
患者さんお身体とライフスタイルを把握して治療を選択します
糖尿病の治療においては、食事や運動など、生活習慣の改善が、非常に重要です。とはいえ、最初から全て改善しようとすると、負担が大きすぎ、治療のモチベーションも下がってしまいます。当院では、まずは患者さんの普段の生活状況を詳しくお聞きし、その中で「できるものから改善していく」という指導をしています。また、以前、治療を中断してしまったという方でも、取り組みやすい生活改善、治療再開のサポートをさせていただきますので、ぜひお気軽にご相談ください。
当院院長執筆の杉並区医師会【糖尿病とは】はこちら